お婆ちゃんの話-01

僕の両親は共働きで、とても忙しい人達だったので、小学校高学年までの僕はほとんど母方の曾お婆ちゃんに育てられた。
曾お婆ちゃんの娘であり、僕の母の母、つまり母方のお婆ちゃんは僕が物心つく前に亡くなってしまった。
曾お婆ちゃんと僕はいつも一緒で、二人でよく時代劇を見ながらお煎餅をかじってお茶を飲んでいた。
冬は二人でこたつで温州みかんを食べるのがとても好きだった。
その曾お婆ちゃんが僕に教えてくれたことは、今でも僕が生きていく上で基準としていることが多い。
そんな曾お婆ちゃんが僕に教えてくれたことを『お婆ちゃん』のカテゴリとして、ちょっとずつ思い出しながら書いていこうと思う。

→多分「お婆ちゃんの話-02」へ続く