越冬ツバメは手編みマフラーの夢を見るか

オープンカフェとかファーストフードの窓側の席に座るのが好きだ。
外を眺めながらコーヒーを啜っていると、道行く人を観察できて一石二鳥だ。
要するにライトな出歯亀趣味のようなもので、下卑た僕にはお似合いの性向だ。
特に目立つ人には心の中でアフレコを入れたりするのが一番の楽しみで、そういった行為は自己嫌悪を助長していき、常に精神状態を最悪のトップギアに置いておける。

例えば、電話をかけながら必死にペコペコしてる人がいる。
別に電話なんだからおじぎしたって相手には見えてないんだけど、彼はそのシシオドシみたいな優雅な(?)動きをやめない。
彼は実はどっかの諜報組織の一員で、電話の相手は彼のボスだ。

男「あ、ボス。お疲れさまです。え?例のブツですか?申し訳ありません、当初の予定からは少し遅れますが、期日は絶対守らせますのでご安心ください。」ペコペコペコリン
ボス「早くしろよ…。私はアレを早く見たいのだ。待たせたらお前のその小汚いギャランドゥはないものと思え…。」
男「は、はい!なにぶんハンドメイドなもので…。しかし、明後日には必ず!はい、はい。」ペコリンコ
ボス「ふふふ…そうか、楽しみにしているぞ。もう一度言う。私はアレを早く見たいのだ…。


アームドメイド・萌乃たん(アルティメットフォーム)の1/1フィギュアをな…っ。」

あ〜っと、別にこれを書きたかったわけじゃないからそろそろ本題を書こう。
中から外を観察してると面白い窓際の席なのだけど、今日ふと通りがかって外から眺めてみたら、コート姿の女性達が横一列に並んでいて、まるで電線の上のツバメみたいだったよっていう話。
本題じゃない方が長くなっちゃったけど、めんどくさいからもうこれでいいや。キャッキャッ。
携帯で文章打つのって、かったるいけど結構好きなのですよ奥さん。